特集 大人医師の復習帳―昔の常識,今でも大丈夫?
第6章 消化管
[プロトンポンプ阻害薬]ピロリ菌の除菌判定前のPPI休薬は必ずしも必要ではありません
正岡 建洋
1,2
,
和﨑 竣平
2,3
1川崎市立川崎病院 内視鏡センター
2慶應義塾大学医学部 内科学(消化器)
3川崎市立川崎病院 総合内科
pp.758-760
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_758
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ピロリ菌感染診断法の今昔
以前は,Helicobacter pylori(以下,ピロリ菌)の検査を行うにあたり,プロトンポンプ阻害薬(PPI)など,ピロリ菌に対する静菌作用を有するとされる薬剤が投与されている場合は,薬剤投与中止または終了後2週間以上経過していることが必要とされていました.
ピロリ菌感染診断方法として2022年から胃内視鏡廃液を用いた核酸増幅法(以下,胃内視鏡廃液PCR)が保険適用になりました.2024年からはPPI,カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)など,ピロリ菌に対する静菌作用を有するとされる薬剤の休薬は一部の検査前にしか行われなくなりました.

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