特集 大人医師の復習帳―昔の常識,今でも大丈夫?
第6章 消化管
[胃がん]バイオマーカーに基づく抗がん薬選択ができます
加藤 亜美
1
,
千田 彰彦
1
,
平田 賢郎
1
1慶應義塾大学医学部 内科学教室(消化器)
pp.754-757
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_754
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胃がん化学療法の今昔
かつて胃がんに対する化学療法といえばフッ化ピリミジン系薬剤などの殺細胞性の抗がん薬を用いた,患者の個人差を考慮しない画一的な治療でした.一方,現在はバイオマーカーに応じて分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を併用した一次治療を選択する個別化医療の時代へと大きく変化してきました.胃がん治療は「どの薬を使うか」ではなく,「どの患者に,どの薬が適切か」を考える診療へと進化しました.

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