特集 最近よく聞く他科の薬―先生の外来にこの薬を使っている患者さんがきますよ
第9章 糖尿病・代謝・内分泌
[骨粗鬆症治療薬(副甲状腺ホルモン受容体作動薬)]アバロパラチド(オスタバロ®)
酒井 昭典
1
1産業医科大学 整形外科
pp.652-655
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_652
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▪リモデリングに基づいた骨形成を促進する薬である.
▪適応は骨折の危険性の高い骨粗鬆症である.
▪1日1回の皮下注射(自己注射)で投与期間は18ヵ月間である.
▪アバロパラチド群の新規椎体骨折,非椎体骨折,すべての臨床骨折の発生率(18ヵ月間)はプラセボ群に対して有意に低い.
▪アバロパラチド群の18ヵ月間における骨密度(BMD)変化率はプラセボ群と比較して,腰椎11.20% vs. 0.63%,全股4.18% vs. -0.10%で有意に高い.

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