特集 最近よく聞く他科の薬―先生の外来にこの薬を使っている患者さんがきますよ
第9章 糖尿病・代謝・内分泌
[肥満症治療薬(GLP-1受容体作動薬)]セマグルチド(ウゴービ®)
黒田 咲季
1
,
石垣 泰
1
1岩手医科大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科分野
pp.648-651
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_648
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▪グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体に作用することで,食欲抑制による体重減少効果が認められる肥満症治療薬である.
▪減量に伴う肥満関連健康障害の改善が期待される.
▪主な副作用は吐き気,便秘などの胃腸障害であり,用量を増やすごとに出現リスクは高まる.
▪適正使用推進ガイドラインによって薬剤処方可能施設や処方要件が定められている.

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