特集 最近よく聞く他科の薬―先生の外来にこの薬を使っている患者さんがきますよ
第8章 精神
[抗精神病薬(ドパミン受容体部分作動薬(DPA))]ブレクスピプラゾール(レキサルティ®)
永田 智行
1,2
,
品川 俊一郎
2
1医療法人永光会あいらの森ホスピタル 認知症疾患医療センター
2東京慈恵会医科大学 精神医学講座
pp.632-634
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_632
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
▪本剤は抗精神病薬であり,統合失調症,うつ病・うつ状態に効能効果を有していたが,2024年にAlzheimer型認知症(AD)に伴う焦燥感,易刺激性,興奮に起因する,過活動または攻撃的言動への適応が追加となった.
▪ドパミン(D)2受容体とセロトニン(5-HT)1A受容体部分作動作用および5-HT2A受容体遮断作用を有するセロトニン・ドパミン・アクティビティ・モジュレーター作用を有する.
▪アカシジアなどの有害事象が抗精神病薬のなかでも少ない.

© Nankodo Co., Ltd., 2025