特集 内科医のための成人移行支援―神経系疾患を中心として
[Chapter 4] 疾患・状態の特徴を考慮した取り組み
神経・筋疾患
齊藤 利雄
1
1国立病院機構大阪刀根山医療センター 小児神経内科
キーワード:
小児期発症神経・筋疾患
,
疾患修飾治療薬
,
総合診療科
,
臓器別診療体制
Keyword:
小児期発症神経・筋疾患
,
疾患修飾治療薬
,
総合診療科
,
臓器別診療体制
pp.1182-1186
発行日 2025年5月1日
Published Date 2025/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_1182
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★★神経・筋疾患の種々の病状への対処法は,疾患を越えて共通する部分が多く,集学的介入は小児期発症神経・筋疾患の生命予後改善に大きく貢献してきた.
★★小児診療科は,おおむね小児の総合診療科として患児の診療にあたることが多いが,成人診療科は臓器別診療体制で,複数の診療科が関わる場合も少なくない.訪問診療を行う医療機関などの関わりが期待される.
★★相次いで上市された新規疾患修飾治療薬により,神経・筋疾患の病状改善が期待されている.小児診療科から成人診療科への移行にあたって,新規治療薬の投与をどう引き継ぐかも課題である.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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