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第1章 呼吸器
[肺がん]最新の知見から考える周術期肺がん診療の課題と展望
大矢 由子
1
1藤田医科大学 呼吸器内科学
キーワード:
周術期治療
,
非小細胞肺がん
,
微小残存病変(MRD)
Keyword:
周術期治療
,
非小細胞肺がん
,
微小残存病変(MRD)
pp.378-381
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_378
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Summary
・2024年5月時点では,切除可能非小細胞肺がんに対しては術後atezolizumab,術後osimertinib,術前化学療法+nivolumabが承認されている.
・EGFR阻害薬以外の分子標的治療薬や術後に免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を加える検討がなされ,術前・術後両方で行う周術期治療も開発されている.
・ハイリスク症例に対しての周術期治療や手術の検討もなされている.
・患者選択として循環腫瘍由来DNAを用いた微小残存病変(MRD)が注目されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2024