特集 在宅医療は何のために存在するのか―これからの在宅医療を見据えて
[Chapter 4] フェイズごとのポイントと在宅医療に求められる役割
施設における在宅医療
長瀨 健彦
1
1医療法人社団プラタナス 青葉アーバンクリニック
キーワード:
介護保険施設
,
配置医
,
居宅系施設
,
多職種連携
Keyword:
介護保険施設
,
配置医
,
居宅系施設
,
多職種連携
pp.449-452
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika133_449
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▪核家族化や住宅環境の変化により高齢者介護施設が終の棲家として選ばれる機会が増え,医療提供ニーズも高まっている.
▪高齢者介護施設は介護医療院・介護老人保健施設・介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)の介護保険施設とそれ以外の居宅系施設に分類される.
▪介護保険施設は機能が明確に分類されており,通常の在宅医療とは違った形で医療提供が行われている.
▪居宅系施設に対しては居宅同様,訪問診療が行われているが,施設運営の方針により提供できる医療に違いが出る.
▪施設における在宅医療では,家族との連携や情報共有をしっかり行い,高齢者がよりよい時間を過ごせるためのチームマネジメントを行うことが重要である.
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