特集 脳卒中かもしれない!
[Chapter 1] 脳卒中かもしれない患者が到着する前に
患者がくる前の院内体制はどうあるべき?
田中 弘二
1
,
松本 省二
1
1藤田医科大学 脳卒中科
キーワード:
脳卒中チーム
,
多職種連携
,
診療プロトコール
Keyword:
脳卒中チーム
,
多職種連携
,
診療プロトコール
pp.1241-1244
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika133_1241
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▪迅速な脳卒中急性期診療を実践するためには,多職種からなる脳卒中チームによる,病院をあげての急性期脳卒中患者受け入れ体制の整備が必要である.
▪診療ワークフローを明らかにし,適切にタスクが分散されるよう診療プロセスを整理し,各施設の実状に合わせた効率的な診療プロトコールを整備する.また,適宜シミュレーションを行い問題点を明らかにする.
▪実践結果をフィードバックするミーティングを定期的に行い,適宜診療プロトコールの改訂を行う.
▪持続的な受け入れ体制を構築するために,情報通信技術(ICT)を用いた診療タスク管理も考慮する.
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