特集 脳卒中かもしれない!
[Chapter 1] 脳卒中かもしれない患者が到着する前に
病院到着前の状況から何を得るか?
鈴木 健太郎
1
1日本医科大学付属病院 脳神経内科
キーワード:
脳梗塞
,
emergent large vessel occlusion (ELVO) screen
,
プレホスピタルスケール
Keyword:
脳梗塞
,
emergent large vessel occlusion (ELVO) screen
,
プレホスピタルスケール
pp.1238-1240
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika133_1238
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▪急性期診療は患者が来院してからではなく,来院前から始まることを意識して準備することが,よい診療体制を構築するうえで大切である.
▪緊急性を予測するためにはバイタルサインの確認が,さまざまな治療の適応を予測するためにはプレホスピタルスケールが有用である.
▪脳卒中患者に対しては,緊急での開頭術を要する重症脳出血,くも膜下出血だけでなく,近年は静注血栓溶解(rt–PA)療法や血管内治療の適応となる急性期脳梗塞も見逃すことなく診療する体制づくりが必要とされている.
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