特集 ここまで来た不整脈治療―明日からの診療に役立つ最新のアプローチ
[Chapter 4] 上室性不整脈・徐脈性不整脈に対するアプローチ
心房頻拍・心房粗動の診断と治療
末成 和義
1
1広島市立広島市民病院 循環器内科
キーワード:
心房頻拍(AT)
,
心房粗動(AFL)
,
アブレーション
,
3Dマッピング
Keyword:
心房頻拍(AT)
,
心房粗動(AFL)
,
アブレーション
,
3Dマッピング
pp.927-932
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika132_927
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▪局所起源心房頻拍(focal AT)は,12誘導心電図からその起源を推定することが可能であり,治療計画を立てる際に重要である.
▪心房細動アブレーション治療の普及とともに,術後の心房頻拍(AT)や心房粗動(AFL)に遭遇する機会が増えてきている.
▪最近の3Dマッピング技術は飛躍的に進歩しており,開心術後(先天性心疾患術後も含め)や肺静脈隔離術後の複雑なAT・AFLであっても,その起源や頻拍回路を詳細に可視化することが可能で,アブレーション治療の成績も向上している.
© Nankodo Co., Ltd., 2023