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第5章 消化器系に作用する薬剤
[下部消化管疾患治療薬]
下痢型過敏性腸症候群治療薬
正岡 建洋
1
,
井村 友理
1
1国際医療福祉大学三田病院 消化器内科
pp.761-764
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_761
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・過敏性腸症候群(IBS)の第1段階の治療としては消化管中心の治療を行い,第2段階,第3段階では中枢神経系の治療が加わってくる.
・内科医が担う消化管中心の第1段階の治療において下痢型IBSの治療に用いられる薬剤には,下痢症状全般に処方される薬剤である抗コリン薬,止痢薬,プロバイオティクスと,IBSに特異的に処方される薬剤であるtrimebutine maleate,polycarbophil calcium,ramosetronがある.
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