特集 心エコー 傾向と対策―ケースで学ぶ! 実地医家がおさえておきたい診断・評価法
[Chapter 4] 心エコーのtipsあれこれ
心エコー施行時における体位変換のコツ
水上 尚子
1
1慶應義塾大学病院 臨床検査科
キーワード:
肺気腫
,
右胸心
,
左側心膜欠損
,
左室流出路狭窄
Keyword:
肺気腫
,
右胸心
,
左側心膜欠損
,
左室流出路狭窄
pp.297-301
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_297
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▪心エコー図検査施行時の基本的な体位は左側臥位で,左腕を上方にあげる.
▪左側臥位の左側に傾ける角度は,患者の心臓の位置,心拡大の程度で調整する.
▪心臓が下垂している症例では,心窩部から良好な画像を得やすい.
▪右胸心では右胸壁アプローチが有効である.
▪体位による画像の変化や血行動態の変化が診断に有用な疾患がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2023