特集 エキスパートがお答えします! 日常臨床のあるあるの疑問
第7章:膠原病
指の変形が変形性関節症のパターンをしていたり,手のこわばりだけを訴える患者がリウマチを心配して受診してきますが,どうすればリウマチではなさそうだとわかってもらえますか?
吉田 祐志
1
1内科吉田クリニック
pp.564-565
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_564
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
お答えします 関節リウマチ(RA)やその他,膠原病の診断は,診断基準(あるいは分類基準)をもとに行われます.つまり,診断基準(あるいは分類基準)に合致していなければ,その病気ではないということになります.ただし,症状は時間経過とともに出てくることが多いので,「今の時点では,関節リウマチではないけれども,半年後~1年後に関節リウマチになっている可能性があるので,関節痛がよくならないときにはもう一度診察を受けにきてください」と説明することが重要です.
© Nankodo Co., Ltd., 2022