特集 1ページでわかる内科疾患の診療ノート―“あたりまえ” のなかにある大事な視点
第9章：内分泌
甲状腺機能亢進症
藤田 寛子
1
1多摩北部医療センター 内分泌・代謝内科
pp.972-977
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_972
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・甲状腺機能亢進症は甲状腺中毒症（甲状腺ホルモン過剰）を呈する代表的疾患であり，同じく甲状腺中毒症を呈する破壊性甲状腺炎との鑑別を要する．この二者はホルモン過剰の機序や経過，そして治療がまったく異なるため，鑑別診断が重要である
・両者の鑑別のポイントとなる特徴と治療法を表11～6）に示す．診療は，まず甲状腺中毒症の診断から始まる．疑えるかどうかが鍵である
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