特集 1ページでわかる内科疾患の診療ノート―“あたりまえ” のなかにある大事な視点
第8章：神経
脳梗塞
作田 健一
1
,
井口 保之
1
1東京慈恵会医科大学 内科学講座脳神経内科
pp.932-935
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_932
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■問診
・典型的な発症様式は急性発症の神経脱落症状（失語，片麻痺，一側の感覚障害，一側の失調，半側空間無視など）であり，場合により意識障害を伴う．可能な限り，正確な発症時刻の把握に努める
・基礎疾患として一般的な血管危険因子，心房細動，脳血管障害の既往，担がんの有無，血管炎や凝固異常・造血器疾患といった全身疾患を確認する．抗血栓薬内服の有無と内服時刻の確認が治療方針決定に影響する
© Nankodo Co., Ltd., 2022
