特集 1ページでわかる内科疾患の診療ノート―“あたりまえ” のなかにある大事な視点
第6章：消化管
胃がん
須河 恭敬
1
1国立病院機構東京医療センター 臨床腫瘍科
pp.819-822
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_819
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■問診
・胃がんを疑う場合には上部消化管内視鏡検査を受けたことがあるか，もし受けたことがある場合はそれがいつ頃で，どのような所見であったかを確認することが重要である．とくに萎縮性変化を指摘されていた場合やHelicobacter pylori感染の有無は胃がんを疑ううえで重要な情報となる
・進行胃がんでは自覚症状として心窩部痛，食後のもたれ感，食欲不振，腹部膨満感，体重減少，黒色便の有無が重要となる
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