特集 CKD患者を診たら―最近のCKD診療の知見とその活かし方
一般内科医が知っておくべきCKD診療のTIPS
腎臓専門医への紹介のタイミング
大塚 智之
1
,
上田 誠二
1
,
鈴木 祐介
1
1順天堂大学医学部腎臓内科学講座
キーワード:
かかりつけ医
,
腎臓専門医
,
診療連関
Keyword:
かかりつけ医
,
腎臓専門医
,
診療連関
pp.971-973
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_971
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Summary
▪CKD管理には,かかりつけ医と腎臓専門医との診療連関が非常に重要である.
▪① 血尿を伴う蛋白尿,あるいは血尿単独であっても腎炎型沈渣所見を認める場合,② 高度蛋白尿を認める場合,③ すでに腎機能が低下している場合,であれば腎臓専門医への紹介を勧める.
▪CKDは早期の段階で腎臓専門医へ紹介することができれば,腎機能悪化抑制や患者の生命予後改善につながることが期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2021