特集 リンパ腫診療―診断の入り口から治療まで
各病理組織型のリンパ腫の治療
Hodgkinリンパ腫
福原 規子
1
1東北大学病院血液内科
キーワード:
古典的Hodgkinリンパ腫
,
結節性リンパ球優位型Hodgkinリンパ腫
,
縦隔病変
,
PET検査
Keyword:
古典的Hodgkinリンパ腫
,
結節性リンパ球優位型Hodgkinリンパ腫
,
縦隔病変
,
PET検査
pp.211-213
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_211
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Summary
▪Hodgkinリンパ腫は本邦ではリンパ腫全体の4~7%とまれな病型である.
▪古典的Hodgkinリンパ腫(cHL)と結節性リンパ球優位型Hodgkinリンパ腫(NLPHL,全体の5%)に大別され,治療開発はcHLを中心に行われてきた.
▪限局期cHLの標準治療はABVD療法4コース+IFRT 30Gy,予後良好群ではABVD療法 2コース+IFRT 20Gyである.
▪進行期cHLの標準治療は,ABVD療法6~8コースもしくはBV-AVD療法6コースである.
▪再発・難治性の若年者cHLでは,救援化学療法に奏効した場合は自家移植が勧められる.
© Nankodo Co., Ltd., 2021