特集 外来で診るリンパ腫・骨髄腫—治癒または長期共存を目指して
リンパ腫診療の進歩
【診療指針】
Hodgkinリンパ腫
永井 宏和
1
1国立病院機構名古屋医療センター血液内科
pp.2090-2093
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223791
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ポイント
●臨床病期決定にはPET-CTを用いることが推奨されている.
●限局期Hodgkinリンパ腫の標準療法は化学療法と放射線療法の併用であり,ABVD療法4コースと領域照射30Gyで治療される.
●進行期Hodgkinリンパ腫の標準療法はABVD療法(6〜8コース)である.
●限局期症例で90%以上,進行期症例で70%以上の治癒率が期待できる.
●二次発癌や不妊などの晩期毒性に対する注意が必要である.
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