今月の主題 これ血液悪性疾患?自分の守備範囲?―非専門医のための見分け方
血液悪性疾患治療の現状
Hodgkinリンパ腫
伊豆津 宏二
1
1虎の門病院血液内科
pp.2153-2155
発行日 2010年12月10日
Published Date 2010/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104937
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ポイント
★限局期(stage I, II)Hodgkinリンパ腫に対しては放射線併用化学療法(CMT)を行うのが原則である.CMTではABVD療法を2~4コース行った後に局所放射線療法を行う.
★進行期(stage III, IV)Hodgkinリンパ腫に対する標準的治療はABVD療法である.より強力なBEACOPP療法も報告されているが,短期・長期の合併症の頻度が高い.
★現在のHodgkinリンパ腫の治療終了時効果判定規準では,CTで腫瘤が残存した場合でもPET陰性であれば完全奏効と判断される.
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