連載 Focus On
医療ビッグデータや人工知能を用いた疾病対策および先端医療の研究開発
-人生100年時代のデジタルヘルス
中尾(舛方) 葉子
1,2
1国立循環器病研究センターOIC循環病統合情報センター
2リーズ大学心血管代謝医学機構
キーワード:
医療ビッグデータ
,
機械学習
,
NDB
,
JROAD
,
CPRD
Keyword:
医療ビッグデータ
,
機械学習
,
NDB
,
JROAD
,
CPRD
pp.159-166
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_159
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若者から高齢者まで,インターネット利用者は9割に迫り,スマートフォン保有世帯は8割を超える現代,デジタルヘルス社会の実現はすぐそこまできている.ここ20年で医療分野においても電子化が次々に導入されてきた.臨床現場で収集された医療情報がデータ化されると,そのデータを次の医療に生かすために活用していくことが可能となる.計算機能力や機械学習の発展とともに,データとして扱う医療情報の種類や量は爆発的に増え,医療ビッグデータとなっている.本稿では,「人生100年時代」のデジタルヘルス社会において,医療ビッグデータがどのように利活用されているかを紹介したい.
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