特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第4章 循環器
大動脈弁膜疾患
亀島 はる香
1
,
出雲 昌樹
1
1聖マリアンナ医科大学循環器内科
pp.676-679
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_676
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大動脈弁膜疾患には,大動脈弁狭窄症(aortic stenosis:AS)と大動脈弁閉鎖不全症(aortic regurgitation:AR)がある.大動脈弁膜疾患は高齢者で多く認められ,とくにASの場合は65歳から頻度は増加し,75歳以上の高齢者の約6%に認められると報告されている1).外科技術の向上や経皮的大動脈弁置換術(transcatheter aortic valve implantation:TAVI)の登場により,大動脈弁膜疾患の治療はより低侵襲で行えるようになった.
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