特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第1章 呼吸器
診断メモ
肺アスペルギルス症
阿部 雅広
1
1国立感染症研究所真菌部
pp.542-542
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_542
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肺アスペルギルス症は,肺の基礎疾患・免疫不全状態などにより,さまざまな病型を呈し得る.本稿では,最も重症度が高い侵襲性肺アスペルギルス症(invasive pulmonary aspergillosis:IPA)および緩徐進行型の慢性進行性肺アスペルギルス症(chronic progressive pulmonary aspergillosis:CPPA,本邦・海外のガイドラインで分類法が異なるが,本邦の分類法に従い記載)につき診断法・重症度を概説する1,2).
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