特集 非がん疾患に対する緩和ケア
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COVID-19と緩和ケア
大友 宣
1
1静明館診療所
キーワード:
COVID-19
,
緩和ケア
,
非がん疾患
Keyword:
COVID-19
,
緩和ケア
,
非がん疾患
pp.281-284
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_281
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Summary
▪COVID-19下での緩和ケアとCOVID-19に対する緩和ケアを検討する.
▪施設クラスター事例のように困難のなかで緩和ケアを実施する.
▪COVID-19の特性として,特徴的な疾患軌跡であること,感染性疾患であること,軽症や無症状の方も多いが高齢者では死亡率が高いことがあげられる.
▪非がん疾患の緩和ケアに対する専門的な緩和ケアの不足や均てん化の課題が露呈している.
▪病院,施設,居宅におけるCOVID-19の緩和ケアについてはそれぞれ特徴がある.
▪COVID-19に対するアドバンス・ケア・プランニング(ACP)は患者の全体像を把握して行う.
▪症状緩和としては経口摂取,または注射を基本として行う.
▪家族ケアや遺族ケアが十分できないため配慮が必要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2021