特集 内分泌Up To Date
日常診療に隠れた内分泌疾患
高血圧に隠れた内分泌疾患
桂川 翔
1
,
齋藤 淳
1
null 高血圧
1
,
null 内分泌性高血圧
1
1横浜労災病院内分泌・糖尿病センター
pp.2399-2403
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_2399
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Summary
▪全高血圧患者の10~20%は二次性高血圧であり,そのなかの多くが内分泌性高血圧とされる.
▪内分泌性高血圧は原因疾患の治療により治癒の可能性がある一方で,原因治療を行わない限り治療抵抗性高血圧となる場合が少なくない.
▪高血圧とは独立したホルモンの直接作用による臓器障害や,耐糖能異常・脂質異常症などの代謝障害をきたす.
▪内分泌性高血圧の診断および除外は高血圧診療において非常に重要であり,疑い例は積極的に専門医へ紹介すべきである.
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