Japanese
English
投稿 症例
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)投与後に発症した関節リウマチの1例
A case of Rheumatoid arthritis occurring after immune checkpoint inhibitor treatment
小林 玄弥
1
,
栗山 満美子
1
,
川口 裕子
2
,
竹山 慎二
2
,
高木 英希
3
G. Kobayashi
1
,
M. Kuriyama
1
,
Y. Kawaguchi
2
,
S. Takeyama
2
,
H. Takagi
3
1名古屋市立東部医療センター呼吸器内科
2名古屋セントラル病院呼吸器内科
3名古屋セントラル病院整形外科
pp.1523-1524
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_1523
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は じ め に 免疫チェックポイント阻害薬(immune checkpoint inhibitor:ICI)はがんに対する免疫反応を強めることにより,抗腫瘍効果を示す新しいがんの治療法である.免疫機能に影響を及ぼすことにより大腸炎,1型糖尿病や甲状腺機能低下症などの内分泌障害,重症筋無力症などの自己免疫有害事象(immune-related adverse event:irAE)と呼ばれる自己免疫に関連した副作用が起こることが知られている.irAEとしての関節リウマチについては今まであまり報告はなかったが,使用頻度が増えるにつれ報告がみられるようになっている.
© Nankodo Co., Ltd., 2019