特集 もっとうまくいく! 病診連携の「伝え方」―わかりやすく伝えるための診療情報提供書作成のコツ
第Ⅱ章 <診療科別>コンサルトのポイント
F.腎臓内科へコンサルト
6.末期腎不全
小野 慶介
1
,
石橋 由孝
1
1日本赤十字社医療センター腎臓内科
pp.600-602
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_600
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末期腎不全とはeGFRが15mL/分/1.73m2未満の慢性腎臓病で,腎代替療法(血液透析,腹膜透析,腎移植)が必要,もしくはその準備が必要となる状態のことである.eGFRが15mL/分/1.73m2未満の腎機能障害には,もともとクリニックでフォローアップされていた場合と,本症例のように突然受診する場合がある.前者の場合は専門医と連携をとっていることが望ましく,連携先の腎臓専門医に紹介を行う.後者の場合には,腎機能障害が急性のものか慢性のものか不明なので,可能な限り早めに腎臓専門医へ紹介すべきである.
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