特集 抗菌薬選択の実際―AMR(薬剤耐性)対策は日々の診療から
感染臓器・器官と起因菌を整理し,抗菌薬治療を考える
《市中感染症》
上気道感染症,下気道感染症
櫻井 隆之
1,2
Takayuki SAKURAI
1,2
1千葉大学医学部附属病院感染制御部
2NTT東日本関東病院感染対策推進室
キーワード:
市中肺炎
,
上気道感染症
,
下気道感染症
,
細気管支炎
Keyword:
市中肺炎
,
上気道感染症
,
下気道感染症
,
細気管支炎
pp.19-25
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_19
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Summary
▪気道感染症は上気道感染症,下気道感染症に大別され,さらに各部位と背景によって起因微生物が異なる.
▪細菌感染症を想起するべき状況かどうかを速やかに判断する.
▪起因菌の鑑別・同定に塗沫検査は重要である.
▪培養検査を提出し,empiricalな治療を行う.
▪同定・感受性検査結果に応じて,抗菌薬をより適正化する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018