特集 高齢者医療ハンドブック―高齢者医療におけるダイバーシティへの対応
第Ⅵ章 高齢者の救急疾患
8.骨 折
松原 全宏
1
Takehiro MATSUBARA
1
1東京大学医学部附属病院整形外科・脊椎外科
pp.809-815
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_809
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Summary
▪海外では,骨折を起こした高齢者に対して,整形外科医と協力し,老年病科的治療を行うorthogeriatricianが活躍の場を広げている.
▪骨折を起こした高齢者が,住み慣れた地域で,自分らしい暮らしを人生の最後まで続けるためには,多職種が連携して治療にあたることが必要である.
▪高齢者の骨折のなかでも,とくに頻度の高い椎体骨折,大腿骨近位部骨折,橈骨遠位端骨折,上腕骨近位部骨折について述べる.
© Nankodo Co., Ltd., 2018