Japanese
English
統計
上肢骨々折の統計的観察
Statstical observations on fractures of the upper extremity
有馬 純郞
1,2
Junro ARIMA
1,2
1県立宮崎病院整形外科
2鹿児島大整形外科
pp.968-973
発行日 1958年10月20日
Published Date 1958/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202254
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言
昭和30年より32年迄の3年間に我々の外来を訪れた骨折患者1827例中,特に上肢骨々折に就いて統計的観察を試みた.この間の上肢骨々折は717例(39.2%)で,その中上腕骨々折は381例(20.9%),前腕骨々折は231例(12.6%),中手骨,指骨々折は105例(5.7%)であつた.
又此等の上肢骨々折総数に対する比率は,夫々上腕53.2%,前腕32.2%,中手骨,指骨14.6%であつた.上腕骨々折381例中,近位端24例(6.3%),骨幹部36例(9.4%),遠位端321例(84.3%)で,前腕骨々折231例中,近位端18例(7.8%),骨幹部84例(36.4%),遠位端129例(55.8%)で何れも遠位端が最も多くなつている.
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.