リハビリテーションと薬剤
リハビリテーションでよく遭遇する症状・症候と薬剤 ふらつき・転倒
吉村 芳弘
1
1熊本リハビリテーション病院 サルコペニア・低栄養研究センター
キーワード:
運動療法
,
事故防止
,
転倒・転落
,
姿勢バランス
,
リハビリテーション
,
めまい感
,
薬物治療管理
,
多数薬剤投与
,
起居動作
Keyword:
Dizziness
,
Polypharmacy
,
Postural Balance
,
Exercise Therapy
,
Accident Prevention
,
Accidental Falls
,
Rehabilitation
,
Medication Therapy Management
pp.1163-1167
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2021341892
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<Points>●65歳以上の地域居住者の29%が1年に1回以上転倒する。●転倒の10%で骨折、脱臼、捻挫、挫傷を起こす。●歩行障害、バランス障害、視力障害、起立性低血圧、多剤内服、特定の薬剤、環境、認知障害、抑うつは転倒の主なリスク因子である。●ウォーキング自体に転倒予防効果はない。運動療法は筋トレ・バランス訓練を、ホームエクササイズとしては起立運動・片足立ち運動を推奨。●すべての薬を確認し可能なら減薬(特に鎮静、せん妄、起立性低血圧の原因薬の減量・中止)を検討する。
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