特集 内科医が診る関節痛・腰痛―リウマチ学の原点に戻る
局所症候へのアプローチ
性感染症(STD)に伴う筋骨格症状
村中 清春
1
Kiyoharu MURANAKA
1
1諏訪中央病院総合診療科/リウマチ膠原病科/感染症科
キーワード:
性感染症(STD)診断のための「網」
,
淋菌
,
クラミジア
,
梅毒
,
HBV
,
HCV
,
HIV
Keyword:
性感染症(STD)診断のための「網」
,
淋菌
,
クラミジア
,
梅毒
,
HBV
,
HCV
,
HIV
pp.403-408
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_403
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Summary
▪内科を受診するSTDは「変化球」である.
▪「変化球」を見逃さないためには,STDを引っ掛ける「網」をはる.
▪若年者の化膿性関節炎では黄色ブドウ球菌とともに淋菌を鑑別にあげる.
▪関節炎出現前の1ヵ月間にSTD罹患があれば反応性関節炎も鑑別にあげる.
▪HIV,HCV感染でリウマトイド因子,抗CCP抗体,抗核抗体が陽性となることがある.
© Nankodo Co., Ltd., 2018