まい・てくにっく
修正大血管転位症における三尖弁置換のコツ
新川 武史
1
,
平松 祐司
2
1東京女子医科大学心臓血管外科
2筑波大学心臓血管外科
pp.922-923
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu75_922
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修正大血管転位症(cTGA)では心房位置(situs solitus vs inversus)や心尖位置(dextrocardia vs mesocardiac vs levocardia)が症例により大きく異なり,房室弁が冠状平面と完全に平行となることも多く,また術後例では機能的修復術後かダブルスイッチ術後かでも解剖が異なるため,視野展開に難渋することがある.cTGAにおける三尖弁置換術においてもっとも重要なことは,術前画像診断によるアプローチ法の選択であると筆者は考えている.
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