連載 胸部外科発展の軌跡―パイオニアの原著と足跡を綴る (第29回)
第29回 大動脈瘤手術に対する挑戦
田邊 達三
1
,
松居 喜郎
1
T. Tanabe
1
,
Y. Matsui
1
1北海道大学循環器・呼吸器外科
pp.384-391
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu71_384
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発症とともに拡大を続ける大動脈瘤は高齢者に多発し,周辺臓器の圧迫症状をきたすまでほとんど無症状で,診断・治療は遅れがちとなる.放置すれば大動脈瘤は拡大とともに破裂して致命的となるが,今日では手術成績が目を瞠る向上をみせ,その治療は著しく進展した1~3).
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