リレーエッセイ “がん看護CNS”奮闘中! ~活動の場の開拓について考える~ 【4】
第4回 管理者として活動の場を開拓する
「まずはやってみる」が開拓の一歩
角田 直枝
1
KAKUTA Naoe
1
1常盤大学看護学部・大学院看護学研究科,元茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター看護局長/がん看護専門看護師
pp.606-607
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango27_606
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自己紹介
私ががん看護専門看護師(以下,OCNS)になったのは1998年で,その年,訪問看護ステーション(以下,ステーション)の管理者になりました.つまり,専門看護師(以下,CNS)と看護管理者のキャリアが同時進行でした.そして,同じ法人内の病院と訪問看護の両方で看護管理者を経験したのち,訪問看護認定看護師の教育に5年携わり,2010年4月から2022年3月まで,茨城県立中央病院の看護局長を12年間務めました.
さて,私が看護管理者という働き方を選んだ理由は,ステーション時代に地域のがん患者に質の高い訪問看護を提供したいと考えたからです.それには管理者になるのがもっとも効率的だと思ったのでした.このときから,管理者とOCNSの両立が始まりました.
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