リレーエッセイ 若手がん看護CNS奮闘中! ~これからの活動の場を考える~ 第3回 大学病院・がん専門病院で活躍するOCNS
たくさんの仲間といっしょにがんばりたい
服部 美景
1
Mikage HATTORI
1
1京都府立医科大学附属病院看護部/がん看護専門看護師
pp.380-381
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango24_380
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- 文献概要
私は,京都府立医大の看護専門学校を卒業後,そのまま就職し,内科・泌尿器科・婦人科・乳腺外科・耳鼻科・整形外科などの病棟や外来で勤務してきました.
看護師になって4年目で結婚し,その後2人の子どもを出産しました.今から考えると,その頃は看護師としてとくに目標もなく,なんとなく日々を過ごしていたなと思います.2人目の子どもを出産後復帰した病棟で,一緒に働いていた看護師や医師からたくさんの刺激をもらい,私も何か目標をもって看護師を続けていかなければと考えるようになりました.そんなとき,病棟師長から,今後の自身のキャリアについて問われました.管理職を目指すのか,専門職を目指すのか,ジェネラリストとしてやっていくのか,将来のビジョンを考えた方がいいよと言われ,どのように看護師を続けていくのか考えるようになりました.
そのときはまだ,専門看護師を目指すことを考えてはいませんでしたが,「看護」とくに「がん看護」についてきちんと勉強して,看護師として誇りをもってケアできるようになりたいと考えるようになりました.3人目の出産の休みを利用して通信制の大学を卒業し,復帰後に大学院への進学を勧めていただき専門看護師を目指すことになりました.
現在,がん看護専門看護師として活動できているのは,助け合い励まし合いながらいっしょに活動する仲間や,私の仕事に理解を示し協力してくれる家族の存在があるからだと感謝しています.
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