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特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
II. 腹部救急の診断・治療
1. 外傷
3)骨盤骨折
Pelvic fracture
鈴木 卓
1
T. Suzuki
1
1帝京大学医学部附属病院外傷センター
キーワード:
出血性ショック
,
人工肛門
,
パッキング
Keyword:
出血性ショック
,
人工肛門
,
パッキング
pp.502-507
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_502
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要旨
・鈍的外傷患者では必ず骨盤正面単純X線像を撮影する.
・骨盤損傷では骨盤輪骨折か寛骨臼骨折か鑑別する.
・骨盤輪の大きな破綻があった場合には出血性ショック発生を予想する.
・血圧が安定しない場合には骨盤簡易固定装着を考慮する.
・出血性ショック症例や造影CTで血管外漏出像があった場合には動脈塞栓術の適応となる.
・遷延するショック例や骨盤簡易固定の代替が必要な場合には創外固定設置を検討する.
© Nankodo Co., Ltd., 2024