Japanese
English
症例
腹腔鏡下幽門側胃切除後BillrothⅡ法再建術後に腸間膜リンパ漏を呈した内ヘルニアの1例
A case of internal hernia with mesenteric chylous leakage after laparoscopic distal gastrectomy followed by Billroth-Ⅱ reconstruction
森田 夏広
1
,
丸山 起誉幸
1
,
市岡 健
1
,
清水 忠朗
1
,
牧野 安良能
1
,
島田 宏
1
N. Morita
1
,
K. Maruyama
1
,
K. Ichioka
1
,
T. Shimizu
1
,
A. Makino
1
,
K. Shimada
1
1諏訪赤十字病院外科
キーワード:
BillrothⅡ法再建
,
内ヘルニア
,
腸間膜リンパ漏
,
乳び腹水
Keyword:
BillrothⅡ法再建
,
内ヘルニア
,
腸間膜リンパ漏
,
乳び腹水
pp.1251-1254
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_1251
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胃切除における完全腹腔鏡下手術は,術後内ヘルニアの独立危険因子である1).特にRoux-en Y(R-Y)再建法で多く,腸間膜間隙を閉鎖することが推奨されている.BillrothⅡ法(B-Ⅱ)再建での報告は少ないが1),今回われわれは,腹腔鏡下B-Ⅱ再建後の内ヘルニアを経験した.嵌頓腸管の腸間膜には非常に特徴的なリンパ浮腫が生じていた.広範に生じた腸間膜リンパ浮腫に関する報告は少ない.文献的考察を加えて報告する.
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