Japanese
English
特集 縫合不全と戦う
5.食道癌・胃癌術後縫合不全に対する内視鏡的治療の工夫
Minimally invasive endoscopic therapies for an anastomotic leakage after upper gastrointestinal surgery
牧野 浩司
1
,
野村 聡
1
,
向後 英樹
1
,
堀田 正啓
1
,
林 光希
1
,
吉田 寛
2
H. Makino
1
,
S. Nomura
1
,
H. Kougo
1
,
M. Hotta
1
,
M. Hayashi
1
,
H. Yoshida
2
1日本医科大学多摩永山病院消化器外科
2日本医科大学消化器外科
キーワード:
縫合不全
,
クリッピング
,
OTSC
,
ステント
Keyword:
縫合不全
,
クリッピング
,
OTSC
,
ステント
pp.736-740
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_736
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
消化管吻合における縫合不全は,吻合法,吻合部の緊張・血流などが主な原因とされ,時に致命傷となる.さらに,食道切除再建では,再建経路・部位などの要因もあげられる.根治的には再手術であるが,侵襲が大きく,また従来行われているドレナージによる自然閉鎖は改善するまでに長期入院を要する.われわれは,縫合不全の閉鎖に対して内視鏡的治療が有効であることを報告してきた.さまざまな治療法を,大きさや状況に応じて使い分けることが重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2022