Japanese
English
症例
乳癌薬物治療中に発症した慢性血栓塞栓性肺高血圧症の2例
Two cases of chronic thromboembolic pulmonary hypertension during breast cancer drug treatment
戸田 茂
1
,
近藤 元洋
1
,
田中 仁
1
,
藤田 博
1
,
曽我部 仁史
1
,
加藤 逸夫
1
S. Toda
1
,
M. Kondou
1
,
M. Tanaka
1
,
H. Fujita
1
,
H. Sogabe
1
,
I. Katou
1
1今治第一病院外科
キーワード:
慢性血栓塞栓性肺高血圧症
,
バルーン肺動脈形成術
,
乳癌薬物治療
Keyword:
慢性血栓塞栓性肺高血圧症
,
バルーン肺動脈形成術
,
乳癌薬物治療
pp.1300-1305
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1300
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はじめに 以前から担癌状態は凝固能の亢進した状態にあり静脈血栓塞栓症発症のリスク因子とされている.新規抗悪性腫瘍薬,分子標的治療薬,免疫チェックポイント阻害薬の登場により癌治療成績が向上する一方で,癌治療関連心機能障害が顕著化しつつあることには注意が必要である.最近では腫瘍循環器学(onco-cardiology)として話題となっている.
© Nankodo Co., Ltd., 2022