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特集 AIは外科にどこまで役立つか
I. 総論
3.個体識別子を用いた手術用器械管理と人工知能の将来
Management of surgical instruments and future perspectives of artificial intelligence in medical device management
久保田 英雄
1
,
藤井 靖久
2
H. Kubota
1
,
Y. Fujii
2
1東京医科歯科大学病院材料部
2東京医科歯科大学病院材料部/東京医科歯科大学大学院腎泌尿器外科
キーワード:
UDI
,
トレーサビリティ
,
手術器械
Keyword:
UDI
,
トレーサビリティ
,
手術器械
pp.1166-1170
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1166
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手術用器械の安全性の確保には個々の器械を正確に把握する必要があり,トレーサビリティシステムの活用が効果的である.個体識別子(unique device identifier:UDI)の普及はこれらのシステムの運用を容易にし,手術用器械の管理・運用のデータ化をすすめると考えられる.データ化によるこの「みえる化」は手術用器械の安全性の向上のほか,効率的かつ経済的な運用に大きく寄与し,診療情報との連携や,人工知能(artificial intelligence:AI)の活用により,さらに質の高い医療の提供につながると期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2021