Japanese
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特集 腹腔鏡下結腸手術を極める
I. 総論
1.結腸手術に必要な血管構造と膜構造の解剖の知識
Anatomy of vascular and membrane structures required for colon surgery
田澤 美也子
1
,
山内 慎一
1
,
溝口 正子
1
,
花岡 まりえ
1
,
岩田 乃理子
1
,
増田 大機
1
,
徳永 正則
1
,
絹笠 祐介
1
M. Tazawa
1
,
S. Yamauchi
1
,
M. Mizoguchi
1
,
M. Hanaoka
1
,
N. Iwata
1
,
T. Masuda
1
,
M. Tokunaga
1
,
Y. Kinugasa
1
1東京医科歯科大学消化管外科学分野
キーワード:
結腸
,
血管構造
,
膜構造
,
解剖
Keyword:
結腸
,
血管構造
,
膜構造
,
解剖
pp.1053-1058
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1053
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結腸は,胎生期に腸管原基が270°回転して上行結腸と下行結腸が固定され,癒合筋膜を形成することで成立し,上腸間膜動脈と下腸間膜動脈により栄養される.安全な血管処理のため血管構造のバリエーションを理解し,剝離層の正確な把握のため膜構造を理解することが,結腸手術の要点の一つと考えられる.結腸手術にかかわる血管構造と膜構造を総説する.
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