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特集 保存版!臓器脱の診断と治療
I. 総論
1.骨盤臓器脱の病態生理
Pathophysiology of pelvic organ prolapse
𠮷澤 剛
1
,
髙橋 悟
1
T. Yoshizawa
1
,
S. Takahashi
1
1日本大学泌尿器科
キーワード:
骨盤臓器脱
,
病態生理
,
診断と治療
Keyword:
骨盤臓器脱
,
病態生理
,
診断と治療
pp.997-1004
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_997
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骨盤臓器脱は,骨盤底のヘルニアともいえ,女性の骨盤底支持にかかわる靱帯組織や筋膜構造の弛緩が要因となり,骨盤底臓器である膀胱,子宮,直腸などが腟内を下垂して腟口から脱出する状態をいう.本邦における外科的治療法の選択は,経腟メッシュ(transvaginal mesh:TVM)手術から腹腔鏡下仙骨腟固定術(laparoscopic sacrocolpopexy:LSC)に大きくシフトしている.また,2020年4月にロボット支援腹腔鏡下仙骨腟固定術(robot assisted laparoscopic sacrocolpopexy:RSC)が保険適用となったため,今後,LSCからRSCへ移行していくことが予想される.
© Nankodo Co., Ltd., 2020