Japanese
English
臨床経験
胃癌縮小手術における同時性多発胃癌の問題点
Problems of simultaneous multiple gastric cancers in shrinking gastrectomy
小倉 正治
1
,
松井 淳一
1
M. Ogura
1
,
J. Matsui
1
1東京歯科大学市川総合病院外科
キーワード:
多発胃癌
,
機能温存手術
,
見逃し副病変
Keyword:
多発胃癌
,
機能温存手術
,
見逃し副病変
pp.167-171
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_167
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本邦での同時性多発胃癌の割合は,4.5~18.4%1~4)の頻度と報告されている.近年では,内視鏡技術の進歩による診断能の向上により,その発見頻度は増加している1,3,4).特に早期癌では,術後病理検査にて発見されることも少なくない.近年では,胃の機能温存を重視した縮小手術が行われるようになり,術前の精査で見逃し病変をなくすことは,特に重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2020