Japanese
English
特集 消化器疾患に対する機能温存・再建手術
III. 肝胆膵領域
11. 機能温存の観点からみたロボット支援腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術
Robot-assited laparoscopic pancreaticoduodenectomy for function-preserving surgery
堀口 明彦
1
,
伊東 昌広
1
,
浅野 之夫
1
,
荒川 敏
1
,
古田 晋平
1
,
志村 正博
1
,
越智 隆之
1
,
林 千紘
1
,
神尾 健士郎
1
,
河合 永季
1
,
安岡 宏展
1
,
東口 貴彦
1
,
宇山 一朗
1
A. Horiguchi
1
,
M. Ito
1
,
Y. Asano
1
,
S. Arakawa
1
,
S. Furuta
1
,
M. Shimura
1
,
T. Ochi
1
,
C. Hayashi
1
,
K. Kamio
1
,
T. Kawai
1
,
H. Yasuoka
1
,
T. Higashiguchi
1
,
I. Uyama
1
1藤田医科大学
キーワード:
腹腔鏡下膵頭十二指腸切除
,
ロボット支援手術
,
機能温存
Keyword:
腹腔鏡下膵頭十二指腸切除
,
ロボット支援手術
,
機能温存
pp.568-572
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_568
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
手術手技およびデバイスの進歩により,腹腔鏡下手術は右肩上がりに増加している.日本内視鏡外科学会の2017年度調査1)では,腹部外科領域の腹腔鏡下手術は1990~2017年に約1,224,252例行われており,膵臓領域に関しては,2012年に腹腔鏡下尾側膵切除術が保険収載され,各施設で行われるようになった.また,2016年には膵頭十二指腸切除術が保険収載された.2017年までに5,080例に腹腔鏡下膵切除術が行われている.ロボット支援膵手術は最近2年間では11例のみであるが,今後,膵空腸吻合をはじめとした繊細な運針が必要となる膵切除術には,ロボットは必須のモダリティとなると思われる.本稿では機能温存からみた腹腔鏡下およびロボット支援膵頭十二指腸切除術につき述べる.
© Nankodo Co., Ltd., 2019