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特集 見逃してはならない腹部救急疾患の画像診断と治療
1.腹部外傷の画像診断
-1)腸管損傷,腸間膜損傷の画像診断
Imaging of bowel and mesenteric injuries
栗原 智宏
1
,
佐々木 淳一
1
T. Kurihara
1
,
J. Sasaki
1
1慶應義塾大学救急科
キーワード:
腹部外傷
,
CT
,
遅発性腸管損傷
Keyword:
腹部外傷
,
CT
,
遅発性腸管損傷
pp.693-695
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_693
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腸管損傷は遅発性に症状が出現することもあり,患者の生命予後にも影響する.現在の主たる画像診断はCT検査によるところが大きいが,感度,特異度ともに高い画像所見は存在せず,術前診断も困難な場合が多い.腸間膜損傷に関しては,腸管損傷合併の可能性や,血流障害に伴う遅発性腸管損傷が問題となる.本稿では腸管損傷,腸間膜損傷のCT画像所見に焦点をあてて概説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018