Japanese
English
臨床経験
生体肝移植術後の他臓器悪性腫瘍の検討
De novo malignancy following living donor liver transplantation
宮田 隆司
1
,
林 泰寛
1
,
中沼 伸一
1
,
田島 秀浩
1
,
高村 博之
1
,
太田 哲生
1
T. Miyata
1
,
H. Hayashi
1
,
S. Nakanuma
1
,
H. Tajima
1
,
H. Takamura
1
,
T. Ohta
1
1金沢大学消化器・腫瘍・再生外科
キーワード:
肝移植
,
悪性腫瘍
,
免疫抑制
Keyword:
肝移植
,
悪性腫瘍
,
免疫抑制
pp.256-262
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_256
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近年,手術手技の進歩や周術期管理の発展による肝移植手術成績の向上,累積症例数の増加に伴い,肝移植後長期生存例が増加してきている.臓器移植患者における長期生存の一つの鍵として,他臓器悪性腫瘍の重要性が報告されている1).肝移植患者における他臓器悪性腫瘍の発生率は健常人と比して高率であることや免疫抑制薬との関連性を示唆する報告が認められるが,その詳細はいまだ不明な点も多い2).今回,当院における肝移植
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