変形性膝関節症の診断と治療
診断・評価の進歩 関節症マーカー 変形性膝関節症のX線学的進行予測因子としての尿中II型コラーゲンC-テロペプチド 3年間の縦断的大規模住民検診(松代膝検診)より
山際 浩史
1
,
速水 正
,
田西 信睦
,
大森 豪
,
古賀 良生
,
遠藤 直人
1新潟大学 大学院整形外科
キーワード:
X線診断
,
集団検診
,
縦断研究
,
変形性膝関節症
,
患者重症度
,
Collagen II C-Telopeptide
,
十日町市
Keyword:
Mass Screening
,
Longitudinal Studies
,
Radiography
,
Osteoarthritis, Knee
,
Patient Acuity
,
Collagen II C-telopeptide
pp.61-65
発行日 2015年4月10日
Published Date 2015/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2015264372
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変形性膝関節症のX線学的進行予測因子としての尿中II型コラーゲンC-テロペプチド(uCTX-II)について3年間の縦断的大規模住民検診(松代膝検診)より検討した。膝検診を受診し、採尿と両膝X線像を撮影した468例を対象とした。3年間隔で2回のuCTX-II値を測定することにより、主に閉経後の女性において、中程度の膝変形性関節症(OA)grade変化を検出できる可能性が示唆された。3年間のX線評価で「膝OA grade 1または2で不変」と判定された群の中にもうCTX-IIとの上昇を認めている症例が多くあった。
©Nankodo Co., Ltd., 2015