特集 知っておきたいMRI画像診断のコツ
婦人科 表在軟部腫瘍
山口 晋平
1
,
青木 隆敏
1産業医科大学 放射線科学教室
キーワード:
Bartholin腺
,
Mueller管
,
Paget病-乳房外
,
Wolff管
,
横紋筋肉腫
,
外陰腫瘍
,
血管腫
,
黒色腫
,
MRI
,
脂肪腫
,
腟腫瘍
,
軟部組織腫瘍
,
粘液腫
,
表皮嚢胞
,
平滑筋腫
,
平滑筋肉腫
,
ポリープ
,
血管線維腫
,
腫脹
,
Bartholin腺嚢胞
,
血管筋線維芽細胞腫
,
小前庭腺
,
大陰唇
,
尿道憩室
Keyword:
Bartholin's Glands
,
Epidermal Cyst
,
Hemangioma
,
Leiomyosarcoma
,
Leiomyoma
,
Lipoma
,
Melanoma
,
Mullerian Ducts
,
Myxoma
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Paget Disease, Extramammary
,
Rhabdomyosarcoma
,
Polyps
,
Soft Tissue Neoplasms
,
Vulvar Neoplasms
,
Wolffian Ducts
,
Vaginal Neoplasms
,
Angiofibroma
pp.218-227
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2018192381
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<チェックポイント>
●腟・外陰部の充実性悪性腫瘍の大半は腟癌・外陰癌などの扁平上皮癌である。その他では悪性黒色腫が多く、肉腫では成人の平滑筋肉腫、乳幼児では横紋筋肉腫などがある。
●腟・外陰部・尿道周囲の嚢胞性病変はMRI信号が非特異的なものが多いが、解剖学的な発生部位が鑑別に有用である。
●外陰部発生の良性軟部腫瘍には、脂肪腫や血管腫などの代表的腫瘍以外に、侵襲性血管粘液腫や表在性血管粘液腫、血管筋線維芽細胞腫、富細胞性血管線維腫などがあり、小児では非腫瘍性の過形成も念頭に置く必要がある。●MRIは表在軟部腫瘍の質的診断や進展範囲の評価に有用であり、臨床事項を考慮することで特異的な診断が可能な場合もある。
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